「ころころ団子」は石川県の赤ちゃんが生まれる前の月の、戌の日に配る習わしです。

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今となっては、笑い話なのですが、
私の初産のときに、実家の母は「ころころ団子」のしきたりを、うっかり忘れていました。
ん?「ころころ団子」とは、なんぞ?と思われる方にご説明しますと
金沢、加賀地方をはじめ、石川県のしきたりで、赤ちゃんが生まれる予定月、またはその前の月の戌の日に 親戚などに配るお餅のことなのです。
ころころと生まれるように、安産でありますように、と願って、白い楕円形のお餅をいくつも箱に入れて配ります。 奇数を配るそうです。
とても柔らかい、赤ちゃんの肌ようなしろいお餅。
まさに赤ちゃんのように扱われ、やけどしないようにそのまま食べるのが一般的です。

また、一般的には、お嫁さんの実家が用意して、嫁いだ先に持っていくのが習わし。
そのお餅を今度は、主人の母が親戚に配る、という具合です。
ところがうちの場合、実家の母が忘れていたので、待てど暮らせど、主人の母には届かなかったのです。
来月には予定日なのに・・・とヤキモキした義理母の声が、知人から伝わり、 「きゃ〜忘れてた!そうだ!すぐ用意しなくちゃ!」とお餅屋さんに走り、事なきを得ました。

実は話にはまだオチがあり、お餅を配ったその後すぐに、私は早産で長男を出産!
ああ、間に合ってよかった〜〜!と、義母も、母も、安堵して、「ころころ団子」といえば、その後の笑い話になりました。

日本全国、いろんな慣習があるかと思いますが、
子供の成長に関する各地の習わし、たくさんあるのでしょうね(^_^)。

かわいい赤ちゃんを見ていると、思い出してしまいました。
みんな健康で、幸せに育て!

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